起立性調節障害からの復活

17歳息子 起立性調節障害からの復活を!

起立性調節障害の回復までのアプローチについて〜治療院編

我が家の息子が ODの確定診断を

受けるまでの長い道のりとゆっくり

回復していく様子を 綴りながら、、


その長きに渡る闘病中に息子を通して

感じた 私なりの起立性調節障害

ついての考えも 書いていきたいと

思います。

どなたかの参考になれば幸いです。


今回は 回復に向かっていくまでの

アプローチの方法〜 主に治療方法に

ついてです。

かなり長くなります。ごめんなさい。

興味とお時間のある方だけ 

読み進めて下さいね。


現代の医学では 有効な治療法や

薬による完治が確立されていないOD。


患者本人も その家族も診断名がつき

ほっとしたその後に 先の見えない不安

や焦りを感じるのではないでしょうか。

ゆっくり休ませて下さいと言われても

いつ回復するかも分からない状態を 

ただのんびりと過ごすことなど 

思春期の大切な時期に はい!と

受け入れることなど 到底できません。


そこで どうしたら良いのか?

少しでも早く 元の元気な状態に

戻るために なにかできることは

ないか? それぞれの家庭で それぞれ

の方法で 必死に探る。ということを

される方も多いと思います。


あくまで 私の思うことですので

正しいか 間違っているかは分かりません。


世の中には 様々な医師がいて また

様々な治療法を提案している治療家が

います。特にこの数年 ODの子を持つ

お母様が有難いことに 集まりの場を

提供して下さったり情報を発信

して下さったり 学校や社会に

懸命に呼びかけをして下さったり

活動をされているお陰で息子が

小学生だった時に比べてODに対する

理解や ODの子の治療法を積極的に

考えて実践してくださる専門医や

治療家の方々が ぐんと増え また

ブログなどで情報の共有がしやすく

っているように感じます。


考え方やアプローチの方法に

差はあれど 共通しているのはひとつ!


親も もちろん本人も そして医者も

治療家の方々も 本来なら人生で1番

楽しいはずの 青春時代を 身体が

思うようにならず 苦しんでいる状態

から できれば 1日も早く元気に!!!

という 強い思いです。


我が家も 専門医から確定診断を

受けてから 手を尽くして色々と

調べて 良いと言われる治療を

試してきました。


このブログを読んで下さっている

方の中にも 色々な治療法を受けたり

また 試してみようかと思われたり

している方がいらっしゃるかも

しれません。


ある治療法がぴたりと合って

スムーズに回復に向かわれた方も

そうで無い方もいらっしゃる

のでは ないかな。と思います。


我が家では子供を連れて行った

治療院(病院ではなく)は

自宅から無理なく通える範囲で

四ヶ所程です。


いずれの治療院でも先生方は

子供の気持ちや身体の状態を理解

してくださり 懸命に治療に当たって

下さったと私は思っていてそれぞれの 

治療院の先生に感謝しています。


その時期にその治療を受けた

ことが 緩やかに今の回復状態に

繋がっていることも確かです。


一番 状態の悪かったときに最初に

伺った治療院では この病気に

かかる子は 頭が良くとても

頑張りやさんだ。ということを

力説して下さいました。

そして必ず良くなるからね。と

話して下さいました。

病気になり自己評価の下がって

いた息子には 良かったと思います。

親子で ほっと久しぶりに明るい

気持ちになれました。

が この先生はその後 大変お忙しく

なられ なかなか予約がとれなく

なってしまい 次の予約までの間隔が

一か月先とかになり また 症状も

少し良くなってきたことから今では

子供に合った サプリメントだけを

頂きに行くようになりました。

今でも子供は先生のことは大好きです。


つぎに伺った 治療院も自宅から

クルマで30分以内で 熱心な治療や

お話しに 息子も気に入り何回か

通いました。でも恐らく本人が

だんだん 自分の体調が上向きに

なっていったこともあり 自然と

予約を取らずになっていきました。


そのほか いくつかの治療院は

比較的 予約がとりやすい所に

しました。


何故かというと 症状が強く出ている時に

できるだけ 待たずに施術を受けたり

また 人気の治療院で一か月先の予約を 

とってもその日 息子の調子が悪すぎたり

風邪などで 通えないことに気を使って

しまう。などの理由からです。


もちろん それぞれの治療院だけで

症状が完全に無くなり 完治すれば

良いのですが この病気の特性として

かなりの長期スパン。早くても

1年以上は 身体がラクになるまでには

かかるということがあります。


そして この治療の期間というのは

親にとっても また子供自身にとっても

普通の精神状態では ありません。

急に学校に行けなくなったり

進級や卒業が危ぶまれたり せっかく

希望の学校に入学できたのに

通えなくなったり。

普通でいられるはずがないのです。


子供は自分で処理し切れない感情を

親にぶつけるしか無く 親もそれに

対応しきれないで ぶつかり合い

傷つけ合ったりしている日もあります。


そんな精神状態で 期待を持ち過ぎて

治療院を訪れる。

最初は良いような気がしても やはり

なかなか治らない。

そうなってくると 期待した分

その治療法や 先生のやり方に

疑問が出てくる。


冷静になれば この病気はすぐには

治らないこと。人によって同じ

治療法が 合わない場合もあること。

何より 患者も先生も人間同士。

相性の良し悪しもあること。 

そんなことは理解できる筈ですが

なにしろ 大切な我が子の一大事。


先々のことを考えると

このまま この子はずっと普通に

生活出来なくなるのではないか?

などと 考えてしまいます。

それが母親というものです。


だからこそ。

いま 一通り 色々な治療法を

かなり不安定な精神状態で 受けて

きた私から 敢えてお伝えしたいこと

があります。


どんな 治療に対しても過剰な

期待をせずに うちの子に合えば

いいな。という思いで治療を

試してみるのも 良いかな。と。


そして もっとも大切なのは 

治るのは 本人のチカラだという

ことを信じて欲しいと思います。


怪我をして たとえ皮がめくれ 血が

出ても 新しく皮膚ができて かさぶた

になり 治ります。

人間には 必ず自然治癒力があるから

です。


起立性調節障害が だんだんと

回復していく息子をみていて

強く感じることは 自分のチカラで

回復していっている。ということ。


様々な治療法。

サプリメント

カウンセリング。

それらは 子供自身が 望んで

受け入れたときに 本人の持っている

自然治癒力を高めてくれる

大切な お助けになってくれるのでは

と思います。


目に見えて効果が すぐに出なくても

本人が その治療を望むならそれは

回復への助っ人となってくれている

と思います。

また 本人が嫌がるのであれば無理強い

はしない方が 良いのかもしれません。

必要な時期に 必要な出会いがあると

思います。


そんな風に 少しだけ 気持ちに

余裕を持って 治療法に向き合って

みることも わたしは良いのでは

ないかなぁ。と思います。


お子さんにとって 回復までの

期間が少しでも短くなるような

助っ人さんに 巡り会えますように。


そして今 辛い方々に また笑顔が

戻りますように☆


長くなりましたが 最期まで

お読み頂き有難うございました。 


次回は 息子の中学時代について

綴る予定です。

よろしくお願いします。